明治大学英語部 第106代 委員長として

明治大学 英語部  第106代 委員長として

斎藤 敬太

はじめまして、私は現在、明治大学英語部(以下ESS)の委員長を務めています、国際日本学部3年の斎藤敬太です。まずこの度、新委員長として、このような原稿を書く機会をいただき、大変感謝しております。それではESSの紹介、新委員長としての抱負、ESSへの思い、OB会に期待することについて述べさせていただきます。

私たちESSは、ディスカッション、ディベート、スピーチ、ドラマと4つのセクションに別れています。グローバル化が進んだ現在、英語は欠かせないものになり、各セクションが英語を媒体として、それぞれの活動に日々取り組んでいます。われわれの活動は必ずしも社会にでてすぐに役に立つものばかりではないですが、英語を通じて、論理的な思考や、豊かな英語的表現などを習得することは、必ず、個人の能力を上げたり、日々の生活に生きてくると思います。また現在のESSは、1年から3年で200人を超える明治大学の中で最も規模の大きいサークルで、人との関わりという面でも非常に充実しています。 今年度は、長年顧問を務めていただいたJames R Bowers先生が退任され、新たに兼子歩先生を顧問としてお迎えしました。また、私が明治大学中野キャンパスからの初めての委員長となるなど、新しいことが多い年です。

抱負としては、心機一転、今の時代に合ったESSにしていくことと、今まで以上に各セクション間の繋がりを増やしていくことです。具体的には今年度から新入生歓迎の運営を、2年だけの組織(和泉コミッティ)で運営するのではなく、3年生も入れた英語部全体の組織(全明)で運営することにより、2年生では対処できない問題を、3年生がフォローして解決できるようにしたり、初めて1年生に向けたセクション説明会を行なって、1年生には、どのセクションがいいのかをじっくりと選んでもらえるようにしました。また大規模なサークルがゆえに起きる問題も多いので、大学側との関係を各セクションのチーフと全明だけに絞って対処するようにしています。1年間という短い任期で何ができるかを考えた結果、まずは今のESSに傷をつけないことと、今の英語部の部員みんなが、それぞれ充実したESSの活動を行うことだと考えています。1年生は、先輩や部の雰囲気を見るので、今の代をみんなが最高と思ってもらえる部にしていきたいと思っています。 私自身、2年半という期間を過ごしてESSで学んだことは数多くあります。

私がESSに入ったきっかけは、友達が入るからというぐらいの理由でしたが、1年生のときに鮮明に記憶に残っているのは、先輩がかっこいいということです。ただ先輩に憧れて、1年間を過ごしました。2年生になり後輩ができると、ある程度の責任というものを感じるようになり、同期のため、後輩のためになにができるのかを強く考えるようになりました。3年になった今、強く感じるのは、やはり先輩の大切さです。今でも挫折したり不安になった時に支えてくれたり、励ましてくれるのはやはり先輩で、その人たちがいなかったら、多分私は今委員長になっていなかったかもしれません。

ESSで得られることは数多くあると思います。私自身も、セクション活動のおかげで、色々な価値観に出会い、自分の考え方も大きく変わりましたが、やはりESSに対する一番の思いは先輩への感謝とESSに対する感謝です。

最後になりますが、現役のESS部員からOB会の皆様に期待したいことは、主に2つあります。
1つ目は、経済的支援です。ESSの部員は毎年の部費であったり、各種イベントであったり多くの出費があります。大学生は時間がそんなになく、セクションの活動に本気で取り組むとなると、バイトをする時間があまりとれません。そこでOB,OGの皆様には大変恐縮ではございますが支援金をいただけると今後のESSのますますの発展につながると思いますので、ぜひ寄付金の検討をお願いしたく思っております。毎年、多くのOB,OGの方々から寄付金をいただいており大変感謝していますが各セクションそれぞれへの寄付ではなく、英語部全体に対して一括での寄付を望んでいます。全明(英語部全体の組織)が各セクションの活動費を毎年、扱っておりますので全明への支援をしていただけると、現役としては大変助かります。全明にいただいた支援金に関しては、責任をもって使わせていただき年度末には、必ず決算報告をさせていただきます。
2つ目は、就職支援に関してです。ESSはとても歴史の深いサークルで、様々な業界にOB,OGの方々がおられることと思います。現役のESS部員が各業界に就職なさっている方々と関われることを期待しています。現役の部員もOB,OGの方々からのお話をお聞きできることを楽しみにしています。それと個人的な話ですが、OB,OGの方のESSの現役時代のお話もお聞きしたいと思っています。

長くなりましたが、最後まで読んでいただき大変ありがとうございます。OB,OGの方々には、108年間という長い間、絶やさず、ESSの活動を継続していただいたこと、今まで現役のために支援していただいたことに大変感謝しています。この場をお借りして深く御礼申し上げます。今後とも我々一同ますますのESSの発展のために日々精進していきますので、これからもご支援、ご指導の程よろしくお願いいたします。

2015zenmei
左から
2013年度 バイスプレジデント  内山翔太(ディスカッション)
2012年度 プレジデント     小林隆紘(ディスカッション)
2015年度 今年の プレジデント  斎藤敬太(ディスカッション)
2014年度 昨年の プレジデント  織田寿郎(ディスカッション)

 

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ディベートセクションチーフ 今泉 隆太郎

ドラマセクション チーフ 安田 ゆりか
ドラマセクション チーフ 安田 ゆりか

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