2018.2.23 横井水穂(83代) 読売新聞「顔」掲載

OBの皆様におかれましては最近の冬季オリンピックでの羽生さんや小平さんを始めとした日本代表の方達の活躍に歓喜されていると思われます。

83代(1990~94年在学)の松藤と申します。ディスカッション・セクション所属でした。

先日2月23日(金)の朝通勤電車に乗車している際、いつもは読み流す総合欄にて時の人物を紹介する顔のコーナーで、横井水穂なる人名を目の当たりにしました。

まさかと思い、写真を拝見してみるとまさに私達の同期生、横井水穂さんご本人でした。国連開発計画東京事務所にてプロジェクトマネジャーをされているのは存じていましたが、現在はアフリカのナイジェリア現地の支店長に着任され、イスラム系過激派の反政府テロでの被害地への支援に奔走しているとの記事を拝見し、衝撃を受けました。

横井水穂さんとは私達が入学当時御茶の水ホームミーティングにてご一緒し、先輩に連れられて浅草の花やしきや、確かセクション活動に移行する前に下北沢かどちらかのイタリア料理屋さんでの食事会に同行、親交を深めていました。

セクション活動ではディベートを選択され、諸先輩と共に御茶の水校舎に赴き、NAFA等のディベート大会への準備に夜遅くまで取り組んでいました。英語論述でのエビデンス資料や、論拠(ロジック)の組み立て等をされていました。

3年生時にはディベートセクションの責任者をされ、ディベートセクションで同期は最終的には横井さん1名となってしまいましたが、セクションの活動を維持されるだけでなく、新入生歓迎活動の一貫である夏合宿STCではディベートのレクチャーを1年生の方にしていたと記憶しております。夏合宿の最終日前の打ち上げの際執行部紹介の際、同期の方が横井さんの紹介の際、「彼女は女性を捨てた」とコメントされていました。まさに男性勝りなところがありました。

その後横井さんはアメリカ留学の準備等の目的等か1年長く母校に在学されたと記憶します。アメリカのミシガン州立大学院に留学し修士号を取得、確か同期の方達にニューヨークにて国連でのインターン勤務をされていると教えてもらえたと思います。

国連開発計画等でのホームページでは1998年より2001年ガーナ事務所勤務、コロンビア大学大学院にも通学され修士号を取得、2004年~2006年までアフガニスタン事務所に駐在。一度日本に帰国し東京事務所にて確かプロジェクト・マネージャーを務められていました。
2007年~2008、9年まで東京都内で同期の方達のご結婚のお披露目や2次会にて数回お会いし、色々海外現地での駐在勤務等のお話を伺いました。

その後2013年よりイラクやマラウィ現地に歴任、現在に到っているとのことです。反政府テロや内戦等、ともすれば危険を伴う場所と認識しております。

外務省にて将来ある後進の外交官への支援や私達の母校政治経済学部でも講義をされていたとの記事も各ホームページにて拝見しました。

横井さんとは政治経済学部政治学科で、クラスは違えど私と専攻が一緒でして、当時色々教えて頂きました。私が確か2年生の頃岩波書店さんの雑誌の「世界」を見栄を張って読んでいた時、「世界」はリベラルだよねと話してくれたのを覚えております。

今回の横井水穂さんの掲載記事を拝見し、大変敬意を持つべきであり、私達の同期が世界を股にかけて活躍する姿を大変誇らしいと思い、また目先の生活や待遇に不平を抱く私利私欲にかられた自分が恥ずかしく思われ、横井さんを見倣いもっとしっかりしなければと実感・認識致します。

83代 ディスカッションセクション所属
松藤 俊明(まつふじ としあき)

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