木村 菜保さん

木村 菜保 さん(写真右側)
2019年卒 108代 英語部 副委員長 (スピーチ セクション)

入社2年目の私が感じるESSでの活動と現役生へのエール

皆さん、こんにちは。2019年卒、スピーチセクション所属、108代副委員長を務めておりました木村菜保と申します。この度ご依頼を頂き、僭越ではございますが、まもなく社会人3年目を迎えるにあたって感じていること、また現役生へのメッセージを綴らせて頂きます。
現在私は、都内の不動産賃貸デベロッパー会社の財務として資金調達、また開発予定物件の企画等に携わっております。現在の会社に入社して2年が経とうとしていますが、本当にあっという間の2年だったと感じています。入社当時は研修や先輩社員から教えて頂いたことを実践することさえも難しく感じていましたが、徐々に任せて頂く仕事も増え、少しずつではありますが、組織の一員として成果を上げ、貢献する楽しさを感じています。

こうして毎日忙しく、自身の成長に向け取り組んでいる私ですが、社会人になってみて現役時代に経験した様々なことが、自分の力になり、社会人生活にも活きていると感じることが多くあります。
特にESSの活動は多くの関係者を巻き込みながら、今までの先輩方が築き上げてきた伝統を受け継ぎ、またそれをさらによりよいものへと進化発展させ、次の世代へと繋いでいく責務があります。関係者が多く、それぞれの想いも様々であることから、それをまとめることは容易ではなく、幾度となく壁にぶつかった経験もありました。
しかし、何か1つのことに向かって無我夢中に取り組むこと、仲間とぶつかりあいながらも諦めずにやり抜く力、自分だけでなく誰かのために必死になる経験の中で得た様々な気づきや培ったコミュニケーション能力は、チームとして動くことが必須の社会人生活においては欠かせない力ばかりです。

現役生においては、昨今の新型コロナウイルスの影響もあり、時代が大きな変遷を迎える真っ只中で就職活動に臨まなければならず、不安を抱えている方も多いと思います。先が見えない中で、自分のやりたいことが必ずしもできる世の中であるとは言い難いかもしれません。しかし、この現状がずっと続くわけでもなく、人類はこういったピンチの時こそ新しい技術や考え方を生み出します。その進化発展を担っていくのは間違いなく、私たち含め、これから社会人になっていく現役生の皆さんだと思います。

ESSの活動に一所懸命に取り組んできた皆さんであれば、怖いものはありません。自分自身に自信をもって、時には先輩、後輩、また明治大学英語部という共通した組織で繋がっている様々な人脈を頼りにしてほしいと思います。大学時代に繋がった人との縁は宝です。「明治大学英語部」という共通したもので繋がっている皆さんを先輩方はきっと温かく迎え入れ、力になってくれるはずです。また現役生に限らず、卒業生におかれましても、卒業したから終わりではなく、青春の日々をともに過ごした仲間、先輩との縁を大切にして欲しいと願っています。

最後になりましたが、新型コロナウイルスの影響で厳しい状況が続いております。一日でも早く収束し、また関係者の皆様と直接お会いできることを心より願っております。また今後の明治大学ESS及び駿台ESSの活動の更なる発展を願い、私からの言葉とさせて頂きます。
この度は寄稿という形で貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました。

 

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